大分市のリウマチ・膠原病専門の内科クリニックです。

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医師紹介

私はこれまで、20年以上にわたりリウマチ・膠原病(以下、膠原病)診療に取り組んでいます。そのキャリアの大半を、医療の「最後の(とりで)」とも称される大学病院で過ごしてきました。大学病院の特性上、典型例だけでなく、重症例、難治例、診断困難例や、希少疾患の診療にも携わらせていただきました。

免疫の仕組みはとても複雑なので、免疫の病気である膠原病の病態も極めて複雑です。たとえ同じ病気であっても、患者さんごとで病状や最適な治療法は異なります。そのため、免疫が関わる病気は、教科書(標準)的な知識だけでは、すべての患者さんにおいて「納得のできる」診断や治療を提供することはできません。膠原病診療の質を高めるためには、最新の考え方や手法に加えて、既存の枠組みにとらわれない柔軟な思考法を養うべきだと考えています。そのため、漫然と診療するのではなく、より良い手段がないものかを常に考えるように意識しており、また研究活動などを通じて幅広く学ぶように心がけています。大学病院以外の診療現場での経験値を積むため、2020年からの4年間、大分県佐伯市の市中病院で地域医療に従事しました。病院としての役割や患者層、そして診療体制が異なるため、大学病院時代とはまた違った学びを得ることができました。おかげさまで私はこれまで、心から尊敬できる国内外の先生方に師事することができ、非常に恵まれた医師人生を送ることができています。これまで指導してくださった恩師の先生方には感謝するばかりです。

さて、膠原病診療において、患者さんの余後を大きく左右するのは外来診療の質です。入院して治療することもありますが、全経過のうち大部分を占めるのは外来診療です。すべての患者さんが良質な治療を受けられるように、それぞれの病気には標準的な治療方針が定められています。ところが、前述のように膠原病の病状は一様ではないこともあり、現実には膠原病治療の選択肢の幅は広く、主治医の力量がその質に色濃く反映されます。そのため、医師である限り研鑽を積み続けなければならないのはもちろんですが、その一方で、外来診療の質を高めるための別の手段として「チーム医療の実践」があります。そこで私は、膠原病の外来診療の質を最大限に高められるようなチーム医療を目指したいと思っています。今後、故郷である大分の皆さまのお役に立てるよう一層励んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

院長近影

2024年8月 院長 前島圭佑


経歴

1978年   大分県津久見市生まれ
2003年   大分医科大学(現大分大学医学部)卒業
2003年   大分大学医学部 第一内科
2004年   九州厚生年金病院(現 JCHO 九州病院)内科
2005年   津久見市医師会立津久見中央病院 内科
2006年   大分大学医学部 第一内科(膠原病内科)
2008年   産業医科大学 第一内科 訪問研究員
2010年   大分大学医学部 第一内科(膠原病内科)
2014年   カリフォルニア大学サンディエゴ校 リウマチ学講座 訪問研究員
2016年   大分大学医学部 内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座 助教
2020年   医療法人慈恵会 西田病院(大分県佐伯市)リウマチ・膠原病内科 部長
2024年   前島リウマチ内科クリニック 院長


所属学会・資格

医学博士
日本内科学会(認定内科医,総合内科専門医)
日本リウマチ学会(専門医,指導医,評議員)
九州リウマチ学会
日本臨床免疫学会
日本臨床リウマチ学会
日本免疫不全・自己炎症学会
日本心身医学会


主な受賞

2010年 欧州リウマチ学会賞(Abstract Award)
2017年 日本臨床免疫学会賞(症例報告賞)


著書


業績

研究者としての業績ページ:https://orcid.org/0000-0002-9251-5997

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