皆さま、こんにちは。
以前よりこのブログで、健康に関する新しい書籍を執筆していること、また出版時期が遅れてしまっていることをご報告してまいりました。
その本が、このたびようやく完成いたしました。
書名は、
『わかっているのに、なぜ体にいいことが続かないのか』
です。
完成まで時間がかかってしまったことについて
まずは、完成まで長い時間がかかってしまったことを、あらためてお詫び申し上げます。
前著『リウマチ・膠原病になったら最初に読む本 ―外来通院学2.0―』の107ページでも、生活習慣についてさらに掘り下げた本を出したいと書いておりました。
にもかかわらず、なかなか形にすることができず、楽しみにお待ちいただいていた方には大変申し訳なく思っております。
ただ、時間はかかりましたが、今は心から、
「外来でお会いする患者さんにも、自信を持ってお勧めしたい」
と思える一冊になったと感じています。
なぜ、この本を書こうと思ったのか
今回の本で書きたかったのは、単に「体にいいことをしましょう」という話ではありません。
甘いものを控えたほうがいい。
運動したほうがいい。
睡眠を大切にしたほうがいい。
ストレスをためすぎないほうがいい。
こうしたことは、多くの方がすでに頭ではわかっています。
それでも、なかなか続かない。
わかっているのに、つい体に悪いことをしてしまう。
そして、そのたびに「自分は意志が弱いのではないか」と落ち込んでしまう。
外来で多くの患者さんと向き合うなかで、私はずっとこの問題を考えてきました。
知識を行動に変える「体内イメージ」
私がたどり着いた答えは、
人に足りないのは、知識そのものではなく、知識を行動に変えるための“体内イメージ”ではないか
ということです。
体の中で何が起きているのか。
食事、運動、睡眠、ストレスが、自分の体の中でどのような反応を起こしているのか。
それをただ言葉として覚えるのではなく、頭の中に映像として思い浮かべられるようになる。
そうすると、健康的な行動は「我慢」ではなくなります。
「やらなければならないこと」ではなく、
「自分の体を守るために、自然と選びたくなること」
に少しずつ変わっていきます。
本書では、この考え方をもとに、慢性炎症、機能性障害、腸、酸化、糖化、ホルミシス、食事、運動、睡眠、ストレス管理などについて、できるだけ日常生活につながる形で書きました。
すべての方に向けた「体と健康の土台」の本です
今回の本は、特定の病気がある方だけに向けた本ではありません。
病気の有無にかかわらず、すべての方にとって大切な「体と健康の土台」について書いた本です。
ご家族の方、膠原病ではない方、今は大きな病気がない方、健康に不安を感じ始めている方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。
一方で、リウマチ・膠原病の患者さんにとっても、本書はとても大切な意味を持つと考えています。
リウマチ・膠原病の治療では、薬や検査、病気そのものの理解がもちろん重要です。
しかし、それだけでなく、食事、運動、睡眠、ストレスといった日々の生活が体の中で何を起こしているのかを理解することも、長く病気と付き合っていくうえで大切な土台になります。
前著『外来通院学2.0』との関係について
今回の本は、まずすべての方に共通する「体と健康の土台」を扱う一冊です。
そして、リウマチ・膠原病の患者さんにとっては、その土台の上に、前著『リウマチ・膠原病になったら最初に読む本 ―外来通院学2.0―』の内容が加わることで、病気との付き合い方、薬や検査との向き合い方、外来通院の工夫がより立体的につながっていくと考えています。
今回の本が「体と健康の土台」を扱う一冊だとすれば、前著はリウマチ・膠原病の患者さんがその土台の上で、病気とどう付き合い、外来通院をどう続けていくかをまとめた一冊です。
この二冊がそろうことで、私が現時点で考えている「外来通院学」の基礎が、ようやく一つの形になったように感じています。
もちろん、これで完成というわけではありません。
外来通院学という考え方は、今後も診療を続けながら、さらに深め、育てていくべきものだと思っています。
それでも、まずはいったん、ここまで形にすることができ、正直なところほっとしています。
読み方について
中には、少し難しく感じられる部分もあるかもしれません。
ただ、一度で全部を理解しようとしなくても大丈夫です。
気になるところから読み、時間をおいてまた読み返していただく。
何度か読んでいただくうちに、少しずつ体の中のイメージがつながっていく。
その積み重ねが、きっと日々の選択を変える力になると信じています。
発売予定と購入方法について
本書は、2026年7月8日発売予定です。
発売後は、全国の書店やオンライン書店などでお求めいただける予定です。
ご興味のある方は、お近くの書店などでお手に取っていただけましたら幸いです。
店頭に在庫がない場合でも、書店でお取り寄せいただけることがあります。
本書が、皆さまの日々の生活と、これからの健康を見つめ直すきっかけになれば幸いです。