大分市のリウマチ・膠原病専門の内科クリニックです。

インターネット予約
電話予約
受診案内
アクセス

骨粗鬆症は、骨が弱くなり、転倒などの小さな力でも骨折しやすくなる病気です。

治療の目的は骨密度の数字だけをよくすることではなく、将来の骨折を防ぐことです。当院では骨密度検査(DXA)を行い、骨折歴、年齢、使用している薬、基礎疾患なども含めて骨折リスクを評価します。

骨粗鬆症とは

骨の量や質が低下し、骨折しやすくなった状態です。骨密度が低いだけでなく、これまでに脆弱性骨折を起こしているかどうかも重要です。

骨粗鬆症で骨が弱くなり、骨折を防ぐことが重要である全体像を説明する図

図を選択すると拡大できます。

症状がない場合もあります

骨粗鬆症そのものは痛みを起こさないことも多く、骨折して初めて気づかれることがあります。

とくに背骨の圧迫骨折は、はっきりした外傷や強い痛みがなく生じることもあります。身長が縮んだ、背中が丸くなったなどが手がかりになる場合があります。

骨密度検査

当院ではDXA法による骨密度検査を行っています。骨密度はYAM(若年成人平均値)などを用いて評価されます。

ただし、骨密度の数値だけで治療の必要性がすべて決まるわけではありません。骨折歴、年齢、ステロイド使用、転倒リスク、基礎疾患なども合わせて判断します。

脆弱性骨折

立った高さ程度からの転倒など、通常なら大きな骨折につながりにくい力で起こる骨折を脆弱性骨折といいます。

一度骨折すると次の骨折の危険が高くなるため、「骨折した後の次の骨折予防」も重要です。

骨折リスク

骨折リスクは、骨密度だけでなく、年齢、過去の骨折、転倒、体格、ステロイド薬、基礎疾患などで変わります。

リウマチ・膠原病そのものや、その治療の一部が骨折リスクに関係する場合もあります。

骨粗鬆症の骨折リスクと骨密度などを組み合わせて評価する考え方を説明する図

ステロイドとの関係

ステロイド薬は、必要な病気では大切な治療薬です。「骨に悪いからステロイドは使わない」ということではなく、必要なステロイドは適切に使用しながら、同時に骨折を防ぐための対策を行うことが大切です。

ステロイドを自己判断で減量・中止せず、骨密度検査や骨粗鬆症治療の必要性を主治医と一緒に確認します。

治療

治療は、骨折リスクに応じて薬物療法と生活上の対策を組み合わせます。

薬には骨の吸収を抑える薬や骨形成を促す薬などがあり、内服薬・注射薬など複数の選択肢があります。どの薬が適するかは骨折歴、腎機能、歯科治療、使用中の薬、通院状況などによって異なります。

運動、転倒予防、栄養も骨折予防の一部です。「骨を強くする」ことと「転ばない」ことの両方が大切です。

リウマチ・膠原病などの治療を続けながら、骨折予防のために骨も守る考え方を説明する図

骨折リスクに合わせて治療薬を選びます

骨粗鬆症の治療薬には、骨の吸収を抑える薬や、骨形成を促す薬などがあり、内服薬・注射薬など複数の選択肢があります。

どの薬が適するかは、骨密度の数字だけではなく、これまでの骨折、年齢、腎機能、ステロイド薬の使用、歯科治療の予定、現在使用している薬などを合わせて考えます。治療の目的は、患者さんごとの骨折リスクに応じて将来の骨折予防につなげることです。

薬によって使い方や注意点は異なります。骨の吸収を抑える薬を使用する場合には歯科との連携も大切です。歯科治療と薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)については、続く「歯科治療を受ける方へ」で説明します。

歯科治療を受ける方へ

ご注意

骨粗鬆症に使用する一部の薬では、まれに顎の骨に問題が起こる「薬剤関連顎骨壊死」が知られています。

日頃から口腔内を清潔に保ち、必要な歯科治療を受けることが大切です。歯科を受診する際には、使用している骨粗鬆症治療薬を歯科医師へお伝えください。

抜歯やインプラントなどを予定している場合にも、薬を自己判断で中止せず、処方医と歯科医師に相談してください。

とくにデノスマブ等は、自己判断による長期延期・中止が別の骨折リスクにつながる場合があります。

当院での診療

骨粗鬆症、リウマチ・膠原病に伴う骨粗鬆症、ステロイド使用中の骨折リスクについて診療しています。当院でDXA法による骨密度検査を行い、必要な治療や経過観察を検討します。

骨折そのものの治療、手術、専門的な整形外科評価が必要な場合には整形外科等と連携します。

骨折歴のある方へ

すでに脆弱性骨折を経験した方は、次の骨折を防ぐための評価と治療が重要です。骨折が治った後も、骨粗鬆症治療が必要か確認しましょう。

受診を考えてよい場合

  • 健診などで骨密度が低いと言われた
  • 軽い転倒などで骨折したことがある
  • ステロイド薬を継続している
  • 身長低下や背中の変形が気になる
  • 骨粗鬆症の治療薬について相談したい

転倒後に強い背中・腰の痛みがある、歩けない、骨折が疑われる場合は、整形外科や救急を含めた早めの評価が必要です。

医学確認・参考文献

執筆・医学的確認
前島圭佑
最終医学確認日

このページの情報は一般的な説明であり、個々の患者さんの診断・治療を示すものではありません。

主な参考文献

  • 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版
  • ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン2023

受診をご検討の方へ

予約方法、受付時間、初診時の持ち物や流れは「初めての方・受診案内」でご確認ください。

PAGE TOP