自己注射は、薬剤の投与方法の一つです
リウマチ・膠原病の治療では、自己注射で使用する薬があります。薬剤によっては、自己注射が必要になります。
当院では、必要な説明と練習を行い、安全に自己注射を行えることを確認してから導入します。
導入時に確認すること
自己注射を始めるときは、注射する場所、製品ごとの操作方法、注射する量・間隔、保管方法、使用済み器具の廃棄などを確認します。
製品固有の操作方法は、導入時の説明と現在のメーカー公式資材を使用します。
自己注射を始めたあとでも、操作方法が分からなくなった場合や、注射が難しくなった場合はご相談ください。
注射を忘れたとき
ご注意
注射を忘れた場合、気づいた時点で注射できる薬も多くあります。ただし、次の注射日を元の曜日に戻すか、注射した日から数え直すかなどは薬によって異なります。
2回分を一度に注射しないでください。ご自身の薬について説明された方法に従い、分からない場合はご確認ください。
メトトレキサート(MTX)は、当院では予定日の翌日に気づいた場合はその日に使用し、翌週から元の曜日に戻すことを基本としています。
体調が悪いとき
ご注意
発熱、感染症、嘔吐、下痢など体調不良時の対応は、薬によって異なります。すべての自己注射薬を一律に同じ方法で中止・継続するのではなく、ご自身の薬について説明された方法に従ってください。
次の注射をしてよいか迷う場合は、自己判断せずご確認ください。
注射した場所の変化
ご注意
注射した場所に赤み、腫れ、痛みなどが出ることがあります。症状が強い、広がる、長く続くなど、気になる変化がある場合はご相談ください。
保管
保管方法は薬によって異なります。ご自身の薬の説明と製品の患者向け資材に従って保管してください。
使用済み器具の廃棄
当院門前の薬局では、使用済みの自己注射器具を回収しています。専用容器に入れ、薬局の案内に従ってお持ちください。
ほかの薬局をご利用の場合は、回収方法が異なることがありますので、その薬局または当院にご確認ください。
自己注射に伴う費用
自己注射では、薬剤そのものの費用とは別に「在宅自己注射指導管理料」などがかかります。導入後しばらくの期間や、バイオシミラーを導入する場合には、追加の費用がかかることがあります。
自己負担額は、使用する薬、負担割合、導入時期などによって異なります。開始前に費用についてもご説明します。
他院受診・手術・ワクチン・妊娠
ほかの医療機関や歯科を受診するとき、手術やワクチン接種を予定するとき、妊娠を希望するときや妊娠が分かったときは、自己注射している薬をお伝えください。
薬をいつ休むか、いつ再開するかなどは薬によって異なるため、自己判断で一律に変更しないでください。
医学確認・参考文献
- 執筆・医学的確認
- 前島圭佑
- 最終医学確認日
このページの情報は一般的な説明であり、個々の患者さんの診断・治療を示すものではありません。薬の使い方は、ご自身に説明された内容と処方内容に従ってください。