大分市で、リウマチ・膠原病を中心に、内科の慢性疾患を診療しています。

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知識だけでは、行動は続かない

「運動した方がいい」
「食事に気をつけた方がいい」
「夜更かしはしない方がいい」

多くの人は、すでに知っています。

それでも、

「わかっているけれど、続かない」

ことがあります。

これは、単に意志が弱いからではありません。

仕事で疲れている。
おいしそうなものが目の前にある。
スマートフォンを見始めたら止まらない。
運動するより、今日は休みたい。

毎日の選択は、知識だけで決まっているわけではありません。

現代は、「体にいいこと」を続けにくい

私たちの周りには、

食べたくなるもの、
座ったままで済むもの、
夜遅くまで楽しめるもの、

がたくさんあります。

しかも、忙しさやストレス、疲れ、仕事や家庭の事情もあります。

ですから、

「正しいことを知っているのだから、あとは本人が頑張ればよい」

とは言えません。

院長は著書の中で、現代の生活を、

「体にいいことを続けにくく、体に悪いことをしやすい環境」

として捉えています。

続かない自分を責めるより、

「どうすれば、体にいい方を選びやすくできるだろう」

と考える方が大切です。

理解したことを、体内イメージに変えてみる

健康について知ったことを、体の中で何が起きているのかという仕組みまで理解したうえで、具体的なイメージに置き換える。ここで役に立つのが、体内イメージです。

たとえば、

運動をする時には、

「筋肉の製薬工場を動かしている」

とイメージする。

眠る時には、

「これから夜間の修理工事が始まる」

と考える。

食事を選ぶ時には、

「この選択は、体のサビやコゲ、腸の城壁にどう関わるだろう」

と思い浮かべる。

ただ、

「運動しなければ」
「早く寝なければ」
「食べすぎてはいけない」

と考えるのとは、少し違います。

自分の体の中で、今どんなことが起きようとしているのか。

そこまでイメージできると、健康の知識が頭の中だけの情報ではなく、自分の体のこととして実感しやすくなり、次の選択を考える手がかりになります。

  1. STEP 1 知識
    医学的な知識を知る
  2. STEP 2 理解
    体の中で何が起きているのか、仕組みを理解する
  3. STEP 3 体内イメージ
    見えない仕組みを、具体的なイメージに置き換える
  4. STEP 4 直感が動く
    「自分の体のこと」として実感しやすくなる
  5. STEP 5 日々の選択につなげる
    その理解を、毎日の選択を考える手がかりにする

環境/疲労/忙しさ/生活の流れ

→ 選びやすさに影響

できなかった日があっても、また戻ればいい

知識だけでなく、「体内イメージ」と環境の工夫を使って、次の選択を考えやすくする流れです。

「我慢する」から、「選ぶ」へ

体にいいことを続けるために、毎回強い意志で自分を抑え込む必要はありません。

目指したいのは、

「これは禁止されているから我慢する」

ではなく、

「自分の体のために、今日はこっちを選んでみよう」

と思えることです。

もちろん、体内イメージを持てば、いつでも理想的な選択ができるわけではありません。

甘いものを食べる日もあります。
運動できない日もあります。
夜更かしする日もあります。

それで構いません。

大切なのは、次の選択の時に、また体の中を思い浮かべられることです。

続けるために、環境も少し変えてみる

行動を続けやすくするには、体内イメージだけでなく、環境を整えることも役立ちます。

たとえば、

  • 運動する時間をあらかじめ決めておく
  • 歩きやすい靴を出しておく
  • 夜はスマートフォンを手の届きにくいところへ置く
  • 食べたいものをすべて禁止するのではなく、選びやすいものを用意しておく

などです。

「もっと頑張る」のではなく、

「続けやすい仕組みにしておく」

と考えます。

完璧に続ける必要はありません

健康行動は、毎日100点で続けることが目的ではありません。

できなかった日があっても、

「また次から戻ればいい」

と考えます。

体内イメージは、行動を縛るためのものではありません。

自分の体の中で何が起きているかを思い浮かべ、次の選択を考えるための手がかりです。

「知っている」だけだった健康の知識を、

「だから、自分はどうしよう」

につなげていく。

それが、このページで伝えたいことです。

体内イメージについて

このページで使っている比喩は、体の仕組みを理解しやすくするために院長が著書でも用いているイメージ表現です。実際の体の仕組みはより複雑で、診断名や治療法を示すものではありません。

執筆:
前島圭佑
最終確認:

本ページは一般的な医学情報です。個別の診療については主治医にご相談ください。

治療中の薬は自己判断で中止・減量・変更しないでください。

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