大分市で、リウマチ・膠原病を中心に、内科の慢性疾患を診療しています。

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リウマチ・膠原病の治療では、免疫の働きを抑える薬を長く使うことがあります。このページでは、治療を続けながら暮らすうえで、知っておくと迷わずに済むことをまとめました。

まず、熱や下痢などで体調を崩したときの早見表を載せています。そのあとに、感染症の予防、ほかの医療機関にかかるとき、手術や検査の前、飲み忘れ、健診と検診、災害や旅行への備えについて説明します。

はじめに

主治医から、ご自身の薬について個別に説明された方法がある場合は、そちらを優先してください。

1. 体調を崩したときの早見表

熱や風邪症状、吐き気・下痢があるときの、主な薬の扱いの目安です。

お薬ふだん・軽い風邪のときこんなときは
ステロイド薬(プレドニゾロンなど)続ける吐いて飲めないときは、その日のうちに連絡
MTX(メトトレキサート)軽い風邪は通常どおり38℃以上の熱、強い風邪症状、吐き気・下痢で水分がとれないときは、その週は飲まず、次の週に回復していれば再開。症状が続くときは連絡
生物学的製剤・JAK阻害薬軽い風邪では自己判断で休まない38℃以上の熱が続く、抗菌薬が必要と言われた、入院が必要なときは、次の使用の前に連絡

どの薬を使っている方も

  • 帯状疱疹と診断されたら、当院へご連絡ください。
  • ほかの医療機関で抗菌薬や痛み止めを出されるときは、その医師・薬局に、使っている薬の名前を伝えてください。
  • 個別に説明された方法があれば、そちらを優先してください。
  • 皮下注MTXを使っている方は、表の「飲まず」を「注射せず」と読み替えてください。
  • 表にない薬(ほかの免疫抑制薬など)の扱いは、各薬のページとご自身への説明に従ってください。迷う場合は、次の受診時に、あらかじめ風邪のときの扱いを確認しておくと安心です。
  • 当院の診療時間外にご連絡が必要なときは、「緊急時・診療時間外のご案内」をご覧ください。明らかに緊急性が高いときは、迷わず119番へ連絡してください。

表の読み方

  • ステロイド薬は、熱や風邪があっても続けます。 長く使っているステロイド薬を急にやめると、病気が悪くなるだけでなく、体に必要なホルモンが足りなくなることがあります。吐いてしまって飲めないときに連絡をお願いしているのは、このためです。詳しくは「ステロイド薬について」をご覧ください。
  • MTX は、体から出ていくのに腎臓の働きを使う薬です。 高い熱、吐き気、下痢で水分がとれず脱水になると、腎臓の働きが一時的に落ち、薬が体に残りやすくなります。その結果、口内炎や血液の異常などの副作用が出やすくなります。そのため、その週は休みます。軽い風邪であれば、ふだんどおり続けてかまいません。次の週に回復していれば、いつもの曜日から再開します。休んだ分をまとめて飲まないでください。MTXは週に1回、決められた曜日に使う薬なので、1週分を休んでも、それだけで病気がすぐに悪くなることは多くありません。詳しくは「メトトレキサート(MTX)について」をご覧ください。
  • 生物学的製剤・JAK阻害薬は、軽い風邪では自己判断で休まないでください。 短い期間でも休むと、病気が再び悪くなることがあると報告されています。38℃以上の熱が続く、抗菌薬が必要と言われた、入院が必要になった、といった「いつもの風邪より重い」ときは、次の使用の前にご連絡ください。細菌による感染症などで抗菌薬や入院が必要な状態は、軽い風邪とは違い、薬をいったん止めるかどうかを医師が判断する必要があります。とくに注射薬は、次の使用日が判断の区切りになるため、「次に使う前」にご連絡いただくようお願いしています。

なぜこの扱いにしているのか

軽い感染症のときに抗リウマチ薬を続けた場合と休んだ場合を、感染の経過で直接比べた臨床試験は、まだありません。一方、感染していない時期に薬を2週間休んだ比較試験では、生物学的製剤やJAK阻害薬を休むと関節炎の悪化が約2倍に増えました。手術の前後に休薬した試験をまとめた解析でも、休薬で術後の感染は減らず、悪化は増える傾向でした。英国リウマチ学会(2025年)は、軽い感染症では従来型の抗リウマチ薬を続け、点滴治療や入院が必要な重い感染症では一時中止するよう勧めています。日本リウマチ学会の冊子は、強いかぜ症状、38℃以上の発熱、脱水のときにはメトトレキサートを中止して連絡するよう勧めています。ステロイドは急にやめると体調を崩すため、どの資料でも続けます。当院の表はこれらを合わせ、軽い風邪では続け、高熱や脱水のときはメトトレキサートをその週は休み、重い感染症では次の使用の前に連絡していただく形にしました。

風邪は多くの場合、1週間前後で自然に治っていきます。その間に薬を休んで病気がぶり返すと、風邪が治った後に、関節の痛みなどで長くつらい思いをすることになりかねません。そのため、軽い風邪では、薬はふだんどおり続けることを基本としています。

院長の著書との違いについて

院長の著書(2024年)には「風邪のときはステロイド以外の薬をいったん休むのが一般的」と書きました。その後の研究で、不必要に休むとリウマチが悪化しやすいことが分かってきたため、このページでは、軽い風邪なら続ける扱いにしています。

連絡するときに伝えていただきたいこと

お電話の際に次のことが分かると、薬の扱いを早くご案内できます。

  • いつから、どんな症状があるか(熱は何度か)
  • 水分や食事がとれているか
  • 使っている薬(とくにMTX、注射薬、JAK阻害薬、ステロイド薬)と、最後に使った日
  • ほかの医療機関を受診した場合は、そこで言われたことと出された薬

2. 「感染に注意して」とは、何に気をつけることか

診察で「感染に注意してください」と言われても、何をすればよいのか分かりにくいかもしれません。免疫を抑える薬を使っていると、感染症にかかりやすく、治りにくいことがあります。ただし、外出や人との交流を控えて暮らしを小さくする、という意味ではありません。

気をつけたいのは、病原体(細菌やウイルス)が体に入りやすい場所と、入ったあとの早めの気づきです。

どれだけ気をつけていても、感染症を完全に防ぐことはできません。だからこそ、起きたときに早く気づき、こじらせないうちに対処することが大切になります。

ウイルスや細菌が体に入ると、免疫がそれを追い出そうとして炎症を起こします。いわば、体の中で必要があって起こる「火事」です。熱、のどの痛み、咳、下痢も、その多くはこの火事によるものです。火事は病原体を追い出すために必要ですが、長引くと体にもダメージが残ります。早く気づいて、必要な手当てを早めに受けることが、火事を小さく済ませることにつながります。

病原体が入りやすい場所

感染症が起こりやすいのは、体の外とつながっている「通り道」と、体の表面です。

場所起こりやすい感染症の例ふだんの工夫
鼻・のど・気管・肺風邪、インフルエンザ、肺炎手洗い・うがい。流行している時期は、混雑した場所でマスクを。部屋の乾燥を避ける
胃腸感染性胃腸炎時間がたった食べ物や、加熱が不十分な食べ物を避ける
尿の通り道(膀胱・腎臓)膀胱炎、腎盂腎炎トイレを長く我慢しない。トイレの回数を減らすために水分を控えすぎない。便秘をためない
皮膚傷の化膿、蜂窩織炎けがをしたら水でよく洗い、傷が閉じるまで清潔に覆う。乾燥した肌は保湿する
口の中むし歯、歯周病毎日の歯みがきと、定期的な歯科での確認(→「7. 健診と検診」)

同居のご家族が風邪や胃腸炎になったときは、お互いにマスクをし、タオルを分けるなど、できる範囲でうつらない工夫をしてください。

早めに気づくために

熱だけでなく、新しく出た咳や痰、息苦しさ、排尿時の痛み、皮膚の赤み・腫れ・痛みなど、「いつもと違う」変化に気づいたら、早めにご相談ください。体調を崩したときの薬の扱いは、上の早見表をご覧ください。

免疫を抑える治療中は、病原体を追い出すのに時間がかかり、また炎症の反応が弱いため、典型的な症状が出ないことがあります。次のような「いつもと違う」に気づいたら、早めに医療機関に相談してください。

  • 風邪のようだけれど、いつもと違う
  • いつもの風邪より明らかにつらい
  • 咳や痰が長引く
  • 熱や咳がいったん治まった後に、再び悪くなった
  • 息苦しい(とくに大切なサインです)

場所ごとのサインの例です。

  • 尿をするときの痛みや、尿が近い感じに、熱や背中・腰の痛みが加わった
  • 皮膚の赤み・腫れ・熱っぽさが広がっていく
  • 一つの関節だけが急に赤く腫れて、熱をもつ
  • 吐き気や下痢で水分がとれない
  • 体の片側にピリピリした痛みが出て、そこに赤い発疹や水ぶくれが出てきた(帯状疱疹の可能性があります。→「3. 帯状疱疹が疑われるとき・診断されたら」)

「いつも」を知っておくと、違いに気づきやすくなります

「いつもと違う」に気づくには、ご自身の「いつも」を知っておくことが近道です。

  • ふだんの体温(平熱)を知っておく
  • いつもの風邪は、どんな順番で、何日くらいで治るかを思い出しておく
  • 体調を崩したときは、いつから、どんな症状が、どう変わったかを簡単にメモしておく
  • 皮膚の赤みや発疹は、写真を残しておくと、受診したときに説明しやすくなります

すべてを細かく記録する必要はありません。「いつから」「何が」「どう変わったか」が分かるだけで、医療者が判断する大きな助けになります。日頃の変化の伝え方は、「診察で伝えたいこと・伝える順番」でもご紹介しています。

気づいたら、どこに相談するか

相談先は、症状の重さによって分けて考えてください。

  • すぐに救急受診(119番):急に強い息苦しさが出た。意識がもうろうとする、呼びかけへの反応がおかしい
  • 早めに医療機関を受診する:上の「いつもと違う」に当てはまるとき。お近くのかかりつけの医療機関で構いません。受診の際は、リウマチ・膠原病の治療で使っている薬の名前を伝えてください(お薬手帳を見せていただくのが確実です)。当院での受診を希望される場合は、来院前に必ずお電話ください
  • ご自身で様子をみてよいことが多い:のどの痛み、鼻水、くしゃみなど、いつもの軽い風邪の症状がそろっていて、つらさもいつもと変わらないとき。このときは、必ずしもリウマチ・膠原病の主治医が診る必要はありません。薬の扱いは上の早見表をご覧ください。早見表で「連絡」となっている場面以外は、当院へのご連絡は必要ありません

診療時間外に迷ったときは、「緊急時・診療時間外の受診先について」をご確認ください。

体力を保つことも、感染症に負けにくい体づくりの一つです。睡眠と食事を整え、無理のない範囲で体を動かしましょう。

はやっている時期や場所に応じて工夫しながら、ふだんの生活はできるだけ続けてください。そして、「いつもと違う」に気づいたら早めに相談する。この2つがそろえば、「感染に注意して」を十分に実践できていると考えてよいと思います。

3. 帯状疱疹が疑われるとき・診断されたら

帯状疱疹は、子どものころにかかった水ぼうそうのウイルスが、体の中で再び活動して起こる病気です。リウマチ・膠原病の治療中や、薬を減らした後にも起こることがあります。

多くの場合、体の左右どちらか一方に、ピリピリ・チクチクする痛みや違和感が先に出て、数日後に同じ場所に赤い発疹や水ぶくれが出てきます。治療は、できるだけ早く始めることが大切です。

帯状疱疹が疑われるときは、早めに皮膚科などを受診してください。帯状疱疹と診断されたら、当院にもご連絡ください。

リウマチ・膠原病の薬を続けるか、一時的に休むかは、帯状疱疹の重さ、病気の状態、使っている薬を合わせて判断します。自己判断で薬をやめたり減らしたりしないでください。受診する医療機関では、使っているリウマチ・膠原病の薬の名前を伝えてください。

顔、特に目や耳のまわりに症状が出たときは、合併症を防ぐため、より早い受診が必要です。症状の経過や再発、ワクチンについては、「帯状疱疹を理解しましょう―リウマチ・膠原病の治療中の方へ」で詳しく説明しています。

4. ほかの医療機関・歯科・薬局で伝えること

他の医療機関・歯科を受診するとき、手術・検査・予防接種を受けるときは、当院で処方している薬(特にステロイド薬、免疫抑制薬、生物学的製剤、JAK阻害薬、骨粗鬆症の薬など)を使用中であることをお伝えください。お薬手帳をお持ちください。

伝えていただきたい理由は、主に二つあります。

  • 飲み合わせ:抗菌薬や痛み止め、市販薬などの中には、リウマチ・膠原病の薬と一緒に使うと副作用が強くなるものがあります。ほかの医療機関で抗菌薬や痛み止めを出されるときは、その医師・薬局に、使っている薬の名前を伝えてください。
  • 治療や処置の判断:手術や抜歯、検査の前には、使っている薬によって準備が変わることがあります(→「5. 手術・検査の前に」)。

注射や点滴の薬は、お薬手帳に載っていないことがあります。自己注射の薬や、医療機関で受けている点滴・注射も、名前を伝えてください。

5. 手術・検査の前に

手術、抜歯やインプラント、内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)など、体に負担のかかる処置や検査の予定が決まったら、担当の医師に、使っている薬を伝えてください。

薬を休むかどうか、いつ再開するかは、自己判断で決めないでください。 休む必要があるかどうかは、手術や検査の内容、病気の状態、薬の種類によって変わります。担当の医療機関から指示があればそれに従い、迷うときはご相談ください。

予定が分かったら、次回の診察でお知らせください。手術や検査の日が次回の診察より前になる場合は、お電話でご相談ください。

とくに次の薬は、自己判断で中止しないでください。

  • ステロイド薬:手術や検査の日も、自己判断でやめないでください。食事をとらない検査の日の飲み方は、事前に確認しておくと安心です。
  • 骨粗鬆症の薬:抜歯やインプラントの予定があっても、自己判断で中止・延期しないでください。「骨粗鬆症―歯科治療を受ける方へ」もご覧ください。

6. 飲み忘れ・打ち忘れ

飲み忘れ・打ち忘れたときの対応は、薬によって違います。原則として、各薬のページとご自身への説明に従ってください。

どの薬にも共通する約束は、忘れた分を取り戻そうとして、2回分をまとめて使わないことです。

飲み忘れは、隠さずに教えてください

飲み忘れが続いていることを医師が知らないと、「この薬は効かなかった」と誤って判断し、本当は合っていた薬を候補から外してしまうことがあります。忘れてしまったことを責めるためではなく、薬の効き目を正しく見るために、そのままお伝えください。

忘れにくくする工夫の例です。

  • 曜日ごとに分けられるお薬ケースを使う
  • 週1回の薬や注射の日は、スマートフォンのアラームやカレンダーに登録する
  • 食事や歯みがきなど、毎日必ずすることと組み合わせる

薬が余っているときも、診察のときにお知らせください。処方の量を調整します。

7. 健診と検診

「健診(健康診断)」は、体の状態や病気の危険因子を全体的に確かめるもの、「検診」は、がんなど特定の病気がないかを調べるものです。

当院で定期的に行う血液検査や尿検査は、病気の状態と、薬を安全に続けられているかを確かめるためのものです。 がんなど、ほかの病気を見つけるための検査を兼ねているわけではありません。

がん検診

お住まいの市町村や職場で行われているがん検診を、定期的に受けてください。国の指針(厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」)では、次の対象と間隔で受けることが勧められています。

がん検診対象間隔
肺がん検診40歳以上年1回
大腸がん検診40歳以上年1回
胃がん検診50歳以上2年に1回(胃のエックス線検査は、当分の間、40歳以上・年1回でもよいとされています)
乳がん検診40歳以上の女性2年に1回
子宮頸がん検診20歳以上の女性2年に1回(細胞診の場合)。30〜60歳の女性にHPV検査による検診を行う市町村では、原則5年に1回

実際の対象や受け方は、お住まいの市町村の案内でご確認ください。

皮膚筋炎やリウマチ性多発筋痛症と診断されている方は、病気の始まりにがんが関わっている場合があるため、とくに定期的にがん検診を受けることをお勧めします。

そのほかの健診・確認

  • 職場などの健康診断:受けた方は、結果を診察のときにお持ちください。当院の検査と重なる項目もあります。受けるかどうか迷う場合はご相談ください。
  • 歯科:むし歯や歯周病は、口の中の感染症です。症状がなくても、半年に1回程度を目安に、歯科で確認(歯石の除去などのクリーニングを含む)を受けましょう。骨粗鬆症の薬を使っている方や、口が乾きやすい方(シェーグレン病など)は、とくに大切です。
  • 血圧・体重・身長:薬の影響や年齢とともに、血圧が上がったり、体重が変わったりすることがあります。身長が縮んできたときは、骨粗鬆症の手がかりになることがあります。
  • ステロイド薬を使っている方:緑内障や白内障の確認のため、年1回程度を目安に眼科を受診しておくと安心です。骨密度も、年1回程度を目安に確認します。ご自身の検査の時期は、主治医とご相談ください。詳しくは「ステロイド治療中の体の管理」をご覧ください。

8. 災害・旅行への備え

災害や旅行で、ふだん通りに受診できなくなることがあります。とくにステロイド薬は、切らさないことが大切です。

  • 予備の薬:手元の薬が切れる前に次の受診ができるよう、少し余裕をもってお持ちください。予備の持ち方は、診察のときにご相談ください。
  • 持ち歩くもの:ステロイド薬など、飲み忘れが困る薬は、外出先や職場にも少し置いておくと安心です。
  • お薬手帳の控え:お薬手帳のページをスマートフォンで撮影しておくか、電子版のお薬手帳を使うと、手帳が手元にないときにも薬の名前を伝えられます。病名と、かかっている医療機関の名前も控えておきましょう。
  • 注射薬の保管:自己注射の薬は、製品ごとに保管方法(冷蔵が必要かなど)が違います。旅行で持ち歩くときや、停電などで冷蔵庫が使えないときの扱いも、製品の説明書や患者さん向けの資料で確認しておいてください。「自己注射について―保管」もご覧ください。
  • 旅行と注射・受診の日が重なるとき:予定が分かった時点で、診察のときにご相談ください。
  • 出先で体調を崩したとき:近くの医療機関を受診し、使っている薬を伝えてください(→「4. ほかの医療機関・歯科・薬局で伝えること」)。

9. 妊娠を考えたら

リウマチ・膠原病の薬には、妊娠中も続けられる薬と、妊娠前に別の薬へ切り替える必要がある薬があります。妊娠を考え始めたら、できるだけ早い段階でご相談ください。自己判断で薬をやめると、病気が悪化することがあります。

妊娠が分かったとき、妊娠の可能性があるときは、次の服用・注射の前にご連絡ください。連絡がつくまで見合わせていただく薬は、「妊娠・授乳と治療薬」の一覧でご確認ください。

詳しくは「妊娠・出産・授乳を考えている方へ」と「妊娠・授乳と治療薬」をご覧ください。

主な参考文献

  1. 日本リウマチ学会「メトトレキサートを使用する患者さんへ 第4版」(2024年). 日本リウマチ学会のページ(PDF)
  2. 日本リウマチ学会「メディカルスタッフのためのライフステージに応じた関節リウマチ患者支援ガイド 2025改訂版」第1部Ⅱ Q11「体調が悪いときや、内服や注射を忘れたときはどうすればよいのか?」. 日本リウマチ学会のページ
  3. Bechman K, et al. The 2025 British Society for Rheumatology guideline for the prescription and monitoring of csDMARDs. Rheumatology (Oxford) 2026;65(2):keaf522. doi:10.1093/rheumatology/keaf522
  4. Curtis JR, et al. Temporary Cessation of DMARD Therapy and COVID-19 Supplemental Dose Vaccine Immunogenicity in Patients With Inflammatory Arthritis: The COVER Randomized Clinical Trial. JAMA Intern Med 2026. doi:10.1001/jamainternmed.2026.4894
  5. Ponkilainen V, et al. Perioperative use of disease-modifying anti-rheumatic drugs (DMARDs) in people with inflammatory arthritis. Cochrane Database Syst Rev 2026;5:CD015096. doi:10.1002/14651858.CD015096.pub2
  6. 前島圭佑:リウマチ・膠原病になったら最初に読む本 ―外来通院学2.0―(2024年)第12章「『感染に注意して』に込められた意味を理解する」、第16〜18章(風邪・感染性胃腸炎・帯状疱疹の対応)
  7. プレドニン錠5mg 電子添文(PMDA、2026年3月改訂 第6版):誘発感染症・感染症の増悪
  8. 厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」(令和8年10月7日一部改正). 厚生労働省のページ
執筆:
前島圭佑
最終確認:

本ページは一般的な医学情報です。個別の診療については主治医にご相談ください。

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